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HGUCGMスナ2 その28 -完成-

RGM-79SP GM SNIPER II 北米エルスワーズ基地駐留第2MS中隊所属機#403
(画像クリックでアルバムへ)
GM解説本「 マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム」に掲載されているGMスナイパー2を製作しました。

0080版と比較するとスネ周りやバックパックなどの形状に差異が見られるほか、全体的にスレンダーなプロポーションにアレンジされているので、HGUCキットの各部を細かく調整し、可能な限り画稿の雰囲気を再現。幸いなことに要部詳細が確認できるカットが豊富だったので、特に悩むこともなく作業を進められました。
とは言いつつも、他のGM系と並んだ時のバランスを考慮して脚部ユニットは若干前後にボリュームアップしてあります(真正面からは細く見え、斜めから見るとマッシブに見えるver.Ka的方法論)。

頭部バイザーやスリッパ形状は、出渕裕氏による設定画のラインを尊重しています。スリッパかかと部はHGUC寒冷地GMの開発用画稿(「アプルーブド・ガンダム」にも掲載)に「逆スラントで」というカトキ氏の書き込みがあったのを思い出し、あえてキット形状のままとしました。

カラーリングに関しては、アーカイブ本を最初に見た時に「エルスワーズ基地所属機(P125)」の赤い機体が印象的だったのでこれに決定(なお、「3番機担当のコーティリア・ジャヴェロ少尉は当時としては珍しい女性パイロット云々〜」という記述があるが、こうしたパーソナルデータは往々にして欺瞞情報で、フタ開けてみたら「オッサンじゃねーか!」という可能性もあながち否定できない)。

胸部やふくらはぎのバーガンディはガイアノーツのバーチャロンカラーローズディープレッドとクリアブラックを9:1くらいで混色。

ローズディープレッドは深みがありつつ濁りがないという素晴らしい塗料ですが、隠蔽力がやや弱いため、予めホワイトを加えたピンク色で下塗り(ファウンデーションピンクを使うのもアリ)。吹き始めは突き刺さってくるような色ですが、きちんと塗り重ねると思い通りの厚みのある色になって大満足。

Mr.カラーのマルーンなどの近似色はこれまでにもありましたが、こちらは若干イエローが強い印象で青みの強い暗いワインレッドは適当なものが無かった気がするので、個人的にお気に入りの一色に。ボルドー系ならクリアブラックの代わりにクリアブラウンを混ぜると良さそう。

腕部や太腿の白く見える部分はガイアノーツのニュートラルグレーIとIIを混ぜたものにローズディープレッド微量。

コクピットハッチの赤はMr.カラーモンザレッド+黒少量。最初塗った色が明るすぎて浮いていたのでトーンを落として塗りなおし。

フレーム部のメカグレーはニュートラルグレーIIIやVIベースに各Mr.カラーのダークアース少量で塗り分け。角ダクト縁やBSバーニアアウターはバーチャロンカラー フレームメタリック(2)。BSバーニアインナーにはバルケッタのシャンパンゴールドを使用。ギラツキの少ないなめらかな金属色です。

基本塗装後、油彩のローアンバーでスミ入れ&ディテール周辺のシャドー入れ。

部隊章やEFGF等のロゴデータはPCで自作し、ガイアノーツ「おうちdeデカール クリアータイプ」を利用して印刷。
下地の透けの問題や見栄えを考慮し、デザインや貼り付け位置は多少アレンジしています。
厚み対策と保護の為、クリア吹きと研ぎ出しを数回繰り返し。

コーション類は主にHi-Qパーツの1/144 ピンク・ワンカラーを使用。一般的な赤系コーションデカールと違い、同系色の下地に貼っても埋もれず使えるので便利。

クリアパーツと金属色の部分を除いて、フラットベースを加えて調整したガイアノーツのフラットクリアーを吹いて完成。

テスト撮影してみたところ、光の強く当たる部分とそうでない所での色味のバラつきが出たり、白っぽい部分が完全に白飛びしたり、イマイチ納得が行かなかったので、環境光用のライトを追加購入して光源の距離を取り、全体に光が回って被写体の小ささが露見しないように試行錯誤してみました。

振り返ってみれば製作開始が昨年10月なのでかれこれ半年かかったことになり、果たしてそこまで情熱を傾けるほどこのGMに思い入れがあったのかは疑問ですが、とりあえず完成したので良しとします。
複製したレジンパーツとHGUCキットのストックは手元にあるので、GM疲れが取れたらそのうちバリエーション機も作りたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。








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コメント
お疲れさまでございます( ̄∀ ̄)


いや〜半年ですか〜

まさかこんな所に落着すると思ってなかったですね〜(*^o^*)

凄まじい作り込み製作の参考にさせて貰いますね(*^o^*)


本当にお疲れさまでした♪(*^o^*)
| イサムダイソン | 2013/04/06 11:38 PM |
完成、おめでとうございます。
俄然、やる気が湧いてきました。

太ももやひざ間接は合わせ目消しているように見えますがそうなのでしょうか?

胴体のバランス比調節について質問なのですが...
先にコックピットを切り離し。
次に上下からノコを入れ乳首周りを切り離した後に削って再接着ということでしょうか?

オーバーハング下側テーパーは裏打ちして削り込みをありますが、乳首周りを切り離してからということでしょうか?

度重なる質問で申し訳ないのですがドビーめに慈悲を...。
| pixy | 2013/04/07 2:26 AM |
>イサムダイソン様

いや〜長かった、というか今年になってから日にち経つの早すぎ!

中だるみ気味の時期にコメントを頂戴して励みになりました。


>pixy様

ありがとうございます。

膝関節は先に合わせ目消してます。
太ももは関節を下から挿し込めるように後ハメ加工してから接着〜合わせ目消し。

ボディのバランス調整に関してはだいたいその通りだったと思います。切断面をヤスって寄木細工的な。

削り込みはやみくもにペーパー当てるといびつになるので、粗めの番手のペーパーでなるべく少ない切削回数でラインを決めます。
均等に削れているかチェックする事と、当て木するのを忘れずに。
| コブシメ | 2013/04/07 2:47 AM |
分かりやすい親切な回答、ありがとうございます。

当て木は余計な場所まで削ってしまうのを防ぐ目的ですよね?

オーバーハング下側削り込みについて追加で質問なのですが、脇腹から下乳を含んで削りこむで合っていますでしょうか?

胴体横自体の高さは変わらず、オーバーハング下側の角度が水平になるよう削り込むのでしょうか?
それとも若干上下幅が狭まっているのでしょうか?

胴体の1.6mm幅詰めについてですが、
襟からノコ入れして、コックピット周辺に抜けるように切断。つまり左右、中央と3分割して切削した後に再接着で合っていますでしょうか?

腰フロントアーマーの工作について、これは中身(水色)は無視して外側(青パーツ)のみ楔を打ち込んだり、プラ材貼っているのでしょうか?

何度も何度も申し訳ありません!
| pixy | 2013/04/07 4:01 AM |
>pixy様

当て木余計な所を削るのを防止するためと境界をきっちり出すためですね。

脇腹から下乳を含んで削りこむ〜ってのであってます。
胸下側の角度を水平に近づけるとともに、上下幅も若干狭めています。
プラ肉厚ギリギリまで削るので裏打ちが必要になるわけです。

真正面からの画像とキットパーツを比較すると読み取れると思いますが、前後左右上下3方向に小型化しているということです。
http://specificform.img.jugem.jp/20130407_412427.jpg


胴体の幅詰めに関してもその解釈であってます。
ポリ押さえのインナー(赤いパーツ)も外装同様に前から見て3分割して寸法合わせてますね。

あと、コックピットブロックを切り離すと腰のボールジョイントが保持できなくなるので、プラ板でボールジョイント受け前側にフタをしています。

コックピット自体もボディにあとで固定できるようにプラ板でベロ(のりしろ部)を設けています。

この辺りは説明端折ってましたが、コナゴナに切り刻んで作業してたのでわけがわからないと思うんですよね〜
行き当たりばったりだと確実に組み上がらなくなるので万人にオススメできないし(笑)

腰アーマーは内側と外側を接着して一体ものとして加工したような気が。
別々に加工すると隙間が開いたりつじつま合わせが面倒なので、色分け都合で分割されてるような箇所は予め接着したほうが良いですね。
| コブシメ | 2013/04/07 10:30 AM |
完成おめでとうございます。

いつもながら素敵なかんじですね〜

ホワイトディンゴになるのかと思いきや
ピンクのスナイパーなんてあったっんですね。

いいものみせてもらいました。

次回作はなにになるのかなぁ〜
| ラッコ | 2013/04/07 6:11 PM |
完成お疲れ様ですw

かっこいいですね。単純にそう思います。
もはやガレキ原型師の域ですね。(ほぼガレキみたいですがw

ジム疲れを取るにはザクしかないですかねっ。それとも迎え酒ならぬ迎えジムですかねw

いずれにせよ楽しみにしております。
| halu | 2013/04/07 10:21 PM |
■お疲れ様でした。
頭がエッジかっちりしててもブチ画な雰囲気が生きてて、よくみるとアーカイブ版なのに違和感がないのがすばらしい。
写真画像だとなんかメタリックな感じがしてたんですが、撮影には苦労されたようで、クリアブラックが効いてるのかな?
本体グレー部分も紫系ではないし?と思ってたんですが、ガイアのカトキカラー(あえてそう呼ぶ)をいい塩梅で使った結果とは。
元カラーは混色の固まりで他のを混ぜると簡単に濁る印象でして、これ、筆で塗ると、まぁ隠蔽力がなくて泣けるんですが…
重ね塗り必須なためどんどん深みがでて、しかも濁り少なく上手く塗れると(気分的にも!)盛り上がります。
そのまんま使うのが安全そうだなと思ってたのですが、やはり上手い人が調色決めると映えますね。

粉々具合に関しては、キットを己でバラバラにして組み直す経験すると驚愕ですね。
完成型がある程度見えてないと、元にすら戻せない感じで、ただただ経験あるのみだなぁ、と。
この辺はよく見て考えることと、急がば回れですね。
使えるパーツと新造した方が早いパーツの見極めができるようにならないと手間ばかり増えてしまって大変。
関節ダボの活かし方(というかバラし方の妙味)は、まねしてみるとゆがんで大変で、精進あるのみですな。

完成写真を拝見していると、カトキ画っぽいバランスでもあり、MSV-R的なバランスでもあり、太くはないけどガワラ風な印象もあって、違和感を感じないのが素敵。
元絵は意外と立体映えするものだったのか!と驚き。
何にせよ、HowToも多く、眼福でした。

| ttg | 2013/04/08 1:01 AM |
完成おつめでとござます!

落ち着いたワインレッドがとても良い感じ。
ビルダーズのライフルにも負けない精密ディテも素敵…。

こういうのをみるたび、マスターアーカイブスGMから何かチョイスしたくなるこの頃ですよー。
| モリタケンジ | 2013/04/09 3:56 AM |
>ラッコ様

ありがとうございます!

スナ2は青系のカラーリングが多く見かけますね〜

赤は見慣れないと思いますが、ノーマルGMも赤白基調なので、
わりと馴染んで見えるんじゃないかと。


>halu様

「単純にかっこいい」は、ある意味で目標達成ですw
押し出し強い個性よりも、10人中10人が納得できるバランスで、
なおかつ主張の無さを強烈に感じるGM感(?)というか。

まぁ押し出し強い造形みたいなのも、モチーフが見つかればやってみたい気持ちはありますが。

どっちにしても原型師レベルにはまだまだですね〜


>ttg様

オリジナルのブチ画な雰囲気を活かすように作ったので大変嬉しいです。
同じメカでもデザイナー諸氏や時代によってイメージが異なってきますが、
其々を尊重しつつ、いかに破綻なくまとめるか?というのも今日のガンプラ製作の王道の一つじゃないでしょうか。

塗装に関してはかなり博打要素があって、ある意味楽しめました。
今回デカールを先にプリントしたので、部隊章のワインレッドと本体色のマッチングをいかに正確にするかが課題でしたね。
デカールも隠蔽力が良くないので下地の影響がモロに出ますし。

塗料の方向性は幸い一致していたのでクリアブラックによる明度調整だけで済みましたが、最終的なフラットクリアーで色が変化するのでその辺も加味しつつ…という感じで。

プロポーション調整に関してもサフ状態でベストであっても、配色によって膨張色/収縮色で最終的に見え方が変わってくるので難しいんですよ。
例えばガンダムトリコロールだと青い胴体に比べて白い手足がやけに太く見えたり。
さらにスケールが小さいほど撮影時の光の当て方一つでガラッと変わってきますし。
狙撃手が風向き風速や気温気圧、コリオリ力など諸々補正して弾道計算するように、最終的なイメージを明確にして一つ一つ積み上げていきたい感じです(笑)

まぁこれもキットの楽しみ方の極端な一例に過ぎませんが、完成に至るまでのHowToはほぼ全て公開しているので、御覧頂いた方に何かしら刺激になれば幸いです。


>モリタケンジ様

ありおつめでとござまする!?

カラーCGは彩度抑え目&ウォームグレー系寄りなので、
スケール映えなど考えてこのようなカラーになりました。

アーカイブ本見てるとMSVのインスト読んだ時に感じた、抑制された興奮を禁じえませんね。
形状いじるとそれなりに泥沼なのでカラーリングだけ取り入れてみるとかいかがでしょう?
| コブシメ | 2013/04/10 1:05 AM |
初めまして、NOYORIと申します。

まずはGMスナ2完成おめでとうございます!
こちらのブログには、ジャコビアスゲルググを
製作したくて検索していたところ辿り着きました。

とても丁寧で超絶な工作をされていて思わず
全記事読んでしまったらすっかりファンになってしまいました!!
しかも自身と同じJUGEMでブログをかかれているではないですか
(大変ニッチですよねJUGEM、模型ブログはFC2が多い気がします)

突然コメントしておいて差し出がましいのですが、
もし宜しければコブシメさんのブログをリンク
させて頂いても宜しいでしょうか?


以上長々と長文失礼いたしました。
また突然のお願い等、無礼をお許し下さい。
これからも楽しく拝見させて頂きたく思います!!
| NOYORI | 2013/04/10 12:01 PM |
>NOYORI様

ようこそはじめまして!

貴重なお時間割いて読んで下さったようでありがとうございます!
基本的に過去記事は自分では読み返さないんですが、
いろいろお見苦しい文章等あったのではないかと恐縮です。

リンクの件、もちろん歓迎です!
こちらもリンクに追加致しました。
よろしくお願いします。

ジャコビアスゲルググは大河原版と漫画版
どちらをベースに製作されるのか気になるところですね〜
私もまたユーマゲルググあたり作りたいと思ってます。

blogサービスは開設当時に実用性ならFC2かな?とも思ったんですが、
なぜか人の少ないJUGEMを選んで使い続けてはや6年って感じですね。

またお気軽にコメントいただけると嬉しいです。
| コブシメ | 2013/04/10 10:43 PM |
リンクの件ありがとうございます!!
早速リンクさせて頂きました!!
しかも相互リンクまでして頂けるなんて感激です(泣)

ジャコビゲルは漫画版で作ろうかなと(いつになるかわかりませんが・・・)
ユーマゲルもいいですよね〜!!
あれもキャノンベースなんですよね多分?(顔が)

これからはコブシメさんの技術をガンガン丸パクリ・・・
参考にしていこうと思うので今後とも宜しくお願いいたします!!
| NOYORI | 2013/04/11 3:04 PM |
>NOYORI様

どうもです〜
また覗かせて頂きます。
| コブシメ | 2013/04/16 7:19 AM |
遅ればせながら、完成お疲れさまでした。
〜〜〜〜〜〜〜!かっこいい!!
こんだけがっつりアーカイブするなんて凄すぎます〜
僕のジムスナは完全に止まってしまいました…
オリジナルの足首の形状が凄く嫌で、
コブシメさんがそれを肯定して作業を進めていくのを、ドキドキしながら眺めていました…
出来上がってみれば、なんと違和感なく、かっこ良く収まっていることか…
凄いな〜としか言いようがなかったです。
O6R(F2ミックス)も楽しみにしています!!
| イッシン | 2013/04/22 9:18 AM |
ご無沙汰してます。
このシャープさ、すごいです!
カラーリングの栄え具合がまた…
製作お疲れ様でした。
| 堂本晃司 | 2013/04/22 10:24 AM |
>イッシン様

ありがとうございます。

アーカイブ本に関しては、これまで各デザイナーによって描かれた新旧様々な画稿や文字設定から個性や主張を抽出した上で、そのまま合わせてもバラバラで意味を成さない各要素を一定のルールに基づいて整理・統合・再配置していく過程におもしろさを感じるんですよね。

ただ、この本に限定はしませんが、実機資料的にモデリングのお手本に使うのも良いけど、情報選択の許容度をどのあたりに設定するかはモデラー側が絶えず意識して握ってるようにしないと、型にはまった生真面目でこじんまりとした模型を作るための努力を強いられてしまう危機感(笑)みたいなものも漠然とあるので。

そんな感じで、わずかでも設定まんまではなくあえてヒネってみたり、「フレーム外に写っているであろう何か」を想像させるものを付け加えていけたらなと思います。


>堂本晃司様

久々にコメント頂きありがとうございます!

素人の自作複製パーツなのでシャープさを出すのにはなかなか手を焼きました。
これはこれで楽しさもありますが。

色はまず目に飛び込んでくる情報なので毎回悩みますが、
今回使った塗料の発色が良かったので調色の手間が少なくて済みました。
| コブシメ | 2013/04/23 1:46 AM |
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